「繰り返し注意すること」の効果
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育児をするようになり2年と少し。目を背けてはいられないのが躾(しつけ)です。しつけについては色々な考えがありますが、最近意識して実践しているのが「繰り返し注意すること」。
悪いことをしたらガミガミと怒るのではなく、何がどう悪いかを説明し繰り返し注意する。
正直、かなり忍耐力がいりますね。
少し前まではわりとガミガミ派でした。しつけについては超初心者。右も左も分からずに、大人の感性で悪いと思えることはだいたい「やめなさい!」と言っていたように思います。もっと冷静であるべきだと頭では分かっていても、なかなか体がうまく反応してくれずにいました。
そんなある日、少々壁にぶつかる事件(というほどのことでもないけれど)が発生し、母親初心者の私はすっかり悩んでしまったわけです。
そして、保育園の先生や育児書などの力を借りて、ガミガミ派から注意派に転身しました。悪いことの理由を説明して注意する。もちろん子どもは何度でも繰り返すので、こちらも負けずに何度でも注意する。
我が家で最近問題になっているのは食事のマナー。投げることこそありませんが、スプーンやフォークを振り回したり楽器のように遊んだり。
「これはご飯を食べるためのもので、音を出す道具ではないんだよ。」
「一緒に食べている人がびっくりしてしまうからやめようね。」
「遊んでいてフォークが落ちてしまったら食べられないよ。」
ほぼ毎日の繰り返し。
そんな中、少しだけ効果が出始めたかなと思うできごとがありました。
今日もまたフォークで遊ぶ娘。「あー、またやってるなー」と思いつつもしばらく様子を見ていると、案の定フォークが机から落下。
フォークを拾って聞いてみました。
私「落ちちゃったね。どうする?」
娘「・・・・」
私「どうして落ちちゃったの?」
娘「・・・・」
私「ごちそうさまする?」
娘「いやだ。もう遊ばないからちょうだい。」
私「そっか、遊んでたから落ちちゃったのか。そういうときはどうするの?」
娘「ごめんなさい。」
私「洗ってくるから待っててね。」
娘「はーい!!」
そのあと、ご丁寧にどうやって遊んでいてどうやって落ちたかまで説明してくれ、2度のおかわりを経て食事は無事に終了。
小さな進歩ですが、親としては内心にやりです(笑)。
もしかしたら、ただ単に娘が成長して何が悪かったのかを理解できるときがきただけかもしれません。もしくは娘の気まぐれかもしれません。穏やかに注意していようが、ガミガミ言おうが同じ結果だったかもしれませんし、次も同じようになるとは限りません。
しかし、ひとつはっきり分かったことは、ガミガミと怒るより冷静に注意する方が、聞き入れてもらえたときに自分が納得できるということ。怒られたくないから親に従っているのかなという気持ちにならなくて済むのは大きいですね。
これから先、まだまだ色んなことにぶつかると思います。もっともっと悪いことも覚え、もっともっと親子でぶつかったり悩んだりするのだと思います。
いつでも冷静に対処できるかは分かりません。ついつい熱くなって怒鳴ってしまうこともあると思います。それでも、今日の気持ちを忘れずに、娘と一生懸命向き合っていきたいと思ったのでした。
冒頭でしつけを「躾」と漢字を使って表現しました。この「躾」という漢字、見れば見るほど素敵です。
「身」を「美しくする」と書いて「躾」です。礼儀作法を通して、子どもが大人になったとき心身ともに美しくいられるように手を貸してあげるのが、親の役目だということですね。
しつけについて考えさせられた出来事はこちら。
ガミガミ派を捨てるきっかけになった育児書。
育児においては超初心者の私。育児論、しつけ論を語るには未熟すぎます。このエントリーはあくまでも私の今日の気持ちを綴った日記に過ぎません。