Natsu life

娘・家族・仕事。大切なものをもっと大切にしたい。お母さんエンジニアの思うこと。

乳幼児における食事環境の重要性


スポンサーリンク


2歳を過ぎたころからだいぶ食べるのが上手になってきた娘ですが、それでもこぼしたりひっくり返したりは日常茶飯事。昨日も、お味噌汁の器がひっくり返り、中身はほぼすべて流出しました。

慌てることなく冷静に対処したわけですが、それもこれも、今の食事環境がいいためです。

離乳食時期でさえ、安定した状態の方が赤ちゃんは落ち着いて食事に集中できます。それが、離乳を完了し普通食に移行してくればなおさらのこと、集中できることが重要になってくるでしょう。それだけではなく、散らかったあとに片付けやすいことも重視すべきポイントです。

食事椅子として、最初の頃は椅子とテーブルが一体化しているものを使っていました。しかし、食べる量が増えて机が狭くなり頻繁にものを落とすようになったことがきっかけで、食事環境を見直すことになりました。すでに1歳8ヶ月を過ぎた頃だったでしょうか。

それまでは、食事椅子なんて座れて食事ができればいいと思っていましたが、普通食に移行して半年以上、大人の介助を拒み自分で食べたがる娘の姿を見ているうちに、考えは一変しました。

狭いテーブルの上でところ狭しと食器が並んでいると、食べたいものを近くに持ってくることも一苦労。さらには木のテーブルが滑りやすく、おぼつかない手で必死にスプーンを使うも、お皿の方が滑っていってしまったり。

だんだんイライラしてくる娘。食べ物が次から次へと床に落ち始めます。故意のこともあればそうではないこともありましたが、いずれにせよ、この状況は親子ともにかなりストレスでした。

そこで、今さらと思いながらも思い切って評判のいいSTOKKEトリップトラップを購入することに。さらに、テーブルの上に設置するプレートも合わせて購入しました。

STOKKE トリップトラップ(食事椅子)

評判通りかなりの良品です。

足場の高さを調整することで正しい姿勢で食事ができるので、上手に食べられるようになりました。それだけではなく、食事のマナーを教えるのにも最適です。椅子の高さがあっていないと、どうしても体勢が悪くなります。ときにはお皿に手を伸ばすために立たなくてはならなかったりしますので、この状態で「食事中に立ってはいけない」ということを教えるのは困難です。

うちではまだベビーセット(背もたれとお腹のガードのセット)をと併せて使用していますが、このフィット感がまたよく、そうそう簡単には抜け出せません。

途中で椅子の上に立ち上がってしまうことに悩んでいた時期だったのですが、トリップトラップに買い替えて改善しました。立ち上がりにくいというだけはなく、快適さ故に立ち上がる必要がなくなったのではないかとも思っています。

STOKKE テーブルトップ

トリップトラップについては、通販サイトのレビュー記事やブログでも数多く取り上げられているため、参考になる情報は多いと思います。

しかし、個人的に本当に感動したのは、こちらのテーブルトップです。このテーブルトップの情報はあまり見かけることがなく、半信半疑で購入しましたが、これが大正解でした。

[asin:B005JALSUM:detail]

超強力な吸盤4つでテーブルに固定して使います。淵が盛り上がっているため、汁物がテーブル下にこぼれるのを防いでくれます(乗り越えてしまうこともありますが)。

広さも十分で、食器を自由に配置できます。食べたいものを手前に移動させるために子供が自分でお皿の位置を変えても、この淵の盛り上がりのおかげでお皿が滑って落ちてしまうようなことはありません。

そして何よりも汁物をこぼしたときのキャッチ力。これはもうすごいの一言です。2歳児が飲む程度の量であれば、水でもお味噌汁でも、ほぼキャッチ可能です。こぼし方(ひっくり返し方)やその位置によっては、一部は机から滴り落ちますが、片付けの手間は雲泥の差。

片付けが楽になって一番よかったのは、娘がこぼしてもがっかりせずにいられるということ。

わざとやれば注意しますし、2度目、3度目はもう本当にイライラしてきます。しかし、まだまだ幼い子どもですので、一生懸命食べるあまりにこぼしてしまうこともよくあります。床を拭いている最中に2度目のお味噌汁が頭上から降ってくるなんてこともありました・・・。

こうなると、もうわざとかどうかなんて関係なく無条件に顔色が曇ってきます。保育園から帰ってきて分刻みで動いているようなときはなおさらです。

できるだけ娘にはそういう表情は見せないようにと思っていても、こちらも人間。疲れているときなどは特に難しいものです。

それが、このテーブルトップのおかげで状況が嘘のように改善しました。本当に片付けが楽になったので、こぼしても微笑。「心配しなくて大丈夫だよ」なんて声をかけてあげる余裕すらでてきました。

片付けながら、何が原因でこぼれたかを説明してあげたりもできます。

乳幼児を育てる親にとって、食事の世話は毎日のこと。子供が保育園や幼稚園に通っていても1日2回、そうでなければ1日3回。食事をとりながら次の食事の献立を考えていることすらあります。そのくらい頻繁に訪れる食事。この環境を改善するということは、子どもにとってだけではなく、親にとっても非常に意味のあるものだったのだということに気づかされました。

STOKKE製品は決して安いものではありません。1万円近くするこのテーブルトップも、初めて見たときはかなり高いというイメージでした。

でも、椅子もテーブルトップも長く使えるものですし、何よりも、食事時に穏やかな精神状態でいられることを思うと、価格以上の価値があると思えます。

食器選び

そもそも、昨日、娘がお味噌汁を豪快にこぼしたのは、器が小さかったことが原因だと思われます。離乳食完了期から未だに同じコップを使っているのが問題だったのでしょう。今ではすでにお味噌汁の具をお箸(トレーニング箸)で小さくしてからつかんだりしているのに、小さなコップでは不安定になるのも無理はありません。

机や椅子だけではなく、食器も定期的に見直して最適なものを使っていく必要があるということを改めて感じ、使い勝手のよさそうなお椀を一つ注文しておきました。

これまでにも色々な食器を試してきましたので、食器についてはまた後日、別のエントリーとしてまとめてみたいと思います。

ちなみに、どんなにすばらしい椅子とテーブルトップ、そして最善の食器を使っても、いたずらは防げません。今夜は娘のいたずらに拍車がかかりイライラも急上昇。まだまだ自分の未熟さを痛感させられました。。。

【2015/09/09追記】
食器について書きました。こちらもあわせてどうぞ。

natsulife.hatenablog.com