プリキュア vs ディズニー
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娘、5歳、年中さん。プリキュアが大好きな女の子。
プリキュアって言わずと知れたこれ↓
アニメといえば、東映アニメーション! TOEI ANIMATION より
最初は抵抗ありました。大人の目から見ると(私の目から見ると)、なんとなく色彩的にもごちゃついた感じのこのキャラクターたち。これを身につける日が来るのかと思うと、なぜかディズニーキャラクターとは違った抵抗感。
エルサ(アナと雪の女王)ならよくてプリキュアはイヤな理由、それはすぐには説明できないけど、でも、なぜだか心に壁を作っていた気がします。
プリキュア入門
親がなんと思おうと、幼稚園で覚えてきてあっという間にプリキュアに夢中に。
日曜の朝8時半はテレビに張り付くようになりました。今では、世の中には「録画」という機能があることにも気がつき(5歳になってから、、遅い!)、日曜の朝に限らずテレビに張り付いています。
魔法のステッキ?みたいなものを折り紙で自作し、振り回して遊んでいました。たぶん家に50本近くある・・・・・(これ、どうしよう)
プリキュアごっこも始まりました。好きなものは好きなんですね、このあたりから私の抵抗感も徐々になくなってきました。娘が楽しいならそれが一番。
そして、夏休みには池袋で開催されていたイベントにも行ってみました。
目の前で踊るキャラクターたち、それを見て大興奮で踊る我が娘。
イベント自体はとにかく人が多くて疲れましたが、娘が楽しむ姿が見られてよかったです(いやでも、本当に疲れた・・・)。
どこを向いてもプリキュアだらけ
そうこうしているうちに、娘のプリキュア熱はどんどん高まります。幼稚園年中というと、理解力もメキメキ上達するお年頃。テレビのストーリーに入り込み涙を流すことも。
そんな娘の姿を見て、涙を流すお母さん、そう私。
まあそんな感じで、親子ともにプリキュアのある(いる?)毎日を過ごすようになりました。
テレビ番組とCM、そして幼児向け雑誌の「おともだち」や「たのしい幼稚園」、どこを見ても何を見てもプリキュアたち。そして、高額なグッズたち。。。
ディズニーよりもとにかく商売っ気が強い、そんな気がしてなりません。おもちゃも多種多様で、シリーズで集めたくなる仕様。でも、数ヶ月もすると次のアイテムが出てくるので、、、想像しただけでもエンドレス感満載です。ちなみに、我が子はここにはまだ踏み込んでいません。
そんなプリキュアは、イベントでもすごい。
夏休みに出向いた池袋のイベントでは、ショーのあとプリキュアたちと握手ができました。
できましたが、そこに参加できるのは、特定のグッズを購入した人だけ。何か買うと握手会のチケットがもらえる仕組みです。
先着順で誰でもイベントに参加できるディズニーランドとはひと味もふた味も違いますね。。
商売上手に思うこと
そんなことを日々思っていたなか、先日再びイベントへ。今度は劇場でのイベントです。ストーリーもきちんとあり、演劇に近いかな。
ここで私のプリキュアへの理解が一気に深まりました。
舞台の上で繰り広げられるストーリー。流れは普段のテレビ番組と同様です。途中で悪者が出てきてプリキュアたちが力を合わせて闘うというもの。
そのプリキュアたちを、観客である子供たちが精一杯応援します。
ステージ後はプリキュアたちとハイタッチ。これに参加するためには前回の握手会と同じく、特定のグッズを購入する必要があります。1500円のキラキラ☆ホイップライト。
またこの仕組みか!と思ったけれど、、、このときはこれが本当によくできていた。
開演すると、客席にいる大半の子供がライトを持っていることに気づきました。会場全体がキラキラとライトの色に染まります。
ところが、その存在に気づいていなかった私はもちろん買ってなんていません。それでも、娘は大きな声で応援していました。
そして迎えた20分の途中休憩。休憩のあとはクライマックス。大ボスと闘う時間がやってきます。娘に聞くともちろんライトが欲しいと言うので購入することに。
ステージ後半、ライトを手にした娘は驚くほど会場に溶け込みました。プリキュアと一体になり心の底から楽しむことができました。
なるほど、これはすごい。1500円でここまでの一体感が演出できるのは子供の心をとらえているからこそなのかもしれない。
まあ確かに、商売っ気は否めません。でも、子供たちをこんなにまで夢中にしてくれるのなら、それもありかなと思ってしまいました。
プリキュア vsディズニー
大人から見ると、キャラクターの愛らしさはやはりディズニーの方が上。夢の国ディズニーランドには、プリキュアほどの商売根性も見受けられないし、全般的にディズニーの方が好印象でした。
でも、子供の心にはどう映ってるのだろう。ふと、そんなことを考えてしまいました。
憧れもエルサからキュアパルフェ(プリキュアのキャラクター)に変わり、話題もプリキュア一色。
魔法が使えたり、架空の敵と闘ったり、ファンタジーであることに変わりはありませんが、プリキュアの方が何となく娘との距離が近い。普段は普通の女の子だからかもしれませんね。
いずれにせよ、娘が夢中になっていることには変わらず、ここまでの笑顔を引き出してくれるのにはそれなりの理由があるのだと思います。
そう思ったら、プリキュアへの抵抗もなくなり、心から親子で楽しめるようになりました。
さて、10月末からは映画が始まります。ここでも何かグッズを入手して応援しながら鑑賞するスタイルのよう。またこの手の商売か!などとは思わず、今度は素直に娘を夢の世界に引き入れてあげようと思います。