子どもにとって1番のお医者さん
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気をつけてはいたけれど、娘がインフルエンザにかかりました。
元々風邪気味で咳や鼻水が徐々に気になりだしてきた頃、保育園でも今年第1号のインフルエンザっ子が出たと聞き気にはしていました。
そんな矢先の先週水曜日、いつも通りのお迎え。本人は元気もよく何も気になることはありませんでした。
ところが帰り道、徐々に変化を示す娘。とにかく甘えが激しい。結局、家までほとんど抱っこで帰りました。そして家に着くと、保育園には行きたくなかったと突然言い出してびっくり。何かあったのかと思いじっくり話を聞いてみることにしました。
誰と遊ぶのが嫌なのか、何をするのが嫌なのか、ひとつずつ聞いていくと、なんとも支離滅裂。結局のところ、何も嫌なことはなさそうな気配。
会話のやり取りがなんとなくいつもと違うなと感じ、まさかと思って体を触るとなんだか熱い。慌てて熱を測ると37.9度。
その熱はあれよあれよと上がり、1時間半後には38.9度になっていました。
食欲はあるものの眠いというので早めに寝かせ、様子をみることに。
翌朝、熱は完全に下がり元気も食欲もある。でも、なんとなくいつもと違うなと思い、病院に連れて行きました。
その結果、インフルエンザB型の判定。
以前、かかりつけ医から「子どもにとって1番のお医者さんはお母さんです」と言われたことがあります。
症状をみるとき、親の目線で「普段と違うところ」「なんとなく気になったこと」があるかどうかを必ず問われます。どんな名医にも、普段との違いはなかなか見抜けません。
子どもには個人差があるので、医学的に同じ症状であっても重症度は人それぞれ。その判断指標のひとつとして「いつもと違うかどうか」がとても重要だと説明されました。
確かに今回は直感みたいなものがありました。これは普段一緒にいないと感じることはできないものだと思います。
そして今日、登園許可をもらいに再診に行き、ひと通りのチェックをしたあと最後にまた1つ大事なことを問われました。
「お母さんから見て、かわいそうだと思うことは何かありましたか?」
「とくにありません」
そう答えると、無事に登園許可証がもらえました。
これもまた、よく聞かれる質問です。
医者の目から見て一見問題がなくても、親の目から見て「かわいそうだ」と思うことがあればそれは何かのサインであることが多いとのことです。確かに、ほんの数分診察する医者よりも、四六時中一緒にいる親の方が多くのことに気づけてもおかしくはありません。
直感から始まった今回のインフルエンザ騒動、5日間の登園禁止はなかなか辛い物がありましたが(しかも、本人は元気だったので)、色々と勉強になりました。
いざという時に名医でいられるよう、普段から子どもの様子や話し方などをしっかり見ておかなくてはと改めて感じました。何はともあれ、軽症で済んでよかったです。