イライラせずに子どもに急いでもらうための協力要請
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平日の朝。とにかく子どもを保育園に連れて行かないことには何も始まらない。けれど、そんなに簡単なものではありません。
起きない・食べ終わらない・着替えない・テレビに夢中・道中脱線
園児を抱える家庭では、誰もが経験したことのある悩みではないかと思います。
早く早く!は悪循環の始まり
いつまでも支度が進まないと、ついこちらもイライラしてきて声もワントーン上がり、「早く早く」とまくし立ててしまうことがよくあります。
しかし、これが全くというほど効果がありません。効果がないというよりも、むしろ逆効果。
子どもにとって、上に書いた全てのことは、悪気や悪意があってやっていることはほとんどなく、常に一生懸命です。ふざけるのも脱線するのも一生懸命です。それを怒ったところで、特に時間の概念を持たない小さい子どもにとっては悪循環。親のイライラが子どもに伝染し、子どもが泣けば親はさらにイライラと・・・。
急かしてダメなら協力要請
そんな中、今日はちょっと今までにないアプローチで攻めてみました。
我が娘は最近やたらと負けず嫌い。自分が優位に立っていると嬉しいらしく、一生懸命リーダーシップを発揮しようとします。そして、おそらく多くの子どもがそうだと思うのですが、みんな心優しく、お母さんをお手伝いしたい気持ちでいっぱいです。
実際のお手伝いの場面では、散らかしているのか手伝っているのか分からなくなるようなことが多いですが、この気持ちをうまく行動に繋げていけないかと。
相変わらずモタモタの朝。どうにか家を出たものの、あっという間に脱線し始めた娘にかけた一言はというと、、、
『ごめんね、今日はママがモタモタしていて家を出るのが遅くなっちゃったんだ。』
『保育園に早く着くように、協力してくれるかな?』
結果はというと、
想像を遙かに超えた効果がありました。
『えー、ママ、遅くなっちゃったの?じゃあ急がないとね。』(諭すように)
テンションアップの娘、機嫌も良くなり笑顔で先を急ぎます。そうか、この手があったのか・・・。
立場の逆転
ポイントは、モタモタしていたのはママで、自分はそんなママを助ける立場にあるんだと、子どもが思ってくれたことでしょう。
いつもなら、モタモタしている(と言われる)のが自分で、ママはそんな自分を怖い顔で見ているだけなのに。
そもそも実際のところ、今朝は私も支度が遅く、娘のことをあまり構ってあげられていませんでした。だからこそ、自然に出てきた言葉だったのかも知れません。
普段から朝の支度が遅くなる理由の半分くらいは、大人にも原因があると思っています(少なくとも我が家の場合は)。ですので、謝るのも協力してもらうのも、本当は当たり前のことかもしれないですね。
それなのに、「時間」を理解できている大人の気持ちがついつい正当化されてしまい、子どもの気持ちが置いてけぼりになっているのかもしれません。
本来は、しっかりと自分で準備して、時間までに行動できるようになるのが一番ですが、まだまだ2歳ではそれは難しいでしょう。たまには協力要請も悪くないと思っています。
何よりも、お互いがイライラしないところがいいのです。それが一番です。
最近、朝のバタバタとそれに伴うストレスが問題になっている我が家、どうにかして改善できないかとあれこれ試行錯誤中です。本当は、あと30分早く起きれば済む話かもしれませんが、そんなに簡単なことではありません・・・。