Natsu life

娘・家族・仕事。大切なものをもっと大切にしたい。お母さんエンジニアの思うこと。

子どものための食器選び〜離乳食開始から幼児まで〜

もうすぐ離乳食を始めようとしている友人がいます。

娘と私が離乳食を始めたのは3年前、あれからまだたった3年しか経っていないのに、今では何でももりもり食べる食いしん坊に育っています。

初めての離乳食は毎日が試行錯誤の連続でした。そんなことを懐かしく思い出しつつ、今日は子どもの食器選びについてこれまで考えてきたことを書いてみます。

時期にあった食器選び

離乳食は、ほんのひと匙から始まります。とても小さな口に小さなスプーンで与えます。

それが半年もすれば、柔らかめの固形物を食べられるようになります。食べる量もあっという間に1日3食、大人と一緒です。

ここまでくると、今度は子どもが自分で食べたいという欲求を持つようになります。手づかみ期です。なんでも手づかみで口に運んだり、見よう見まねでスプーンを使ってみたり、そんな(親としては)戦争のような毎日を経て、スプーンやフォークが上達してくるのが2歳くらいでしょうか(個人差はあると思いますが)。

ここまでおよそ1年半。この短い期間にこれだけの進化を遂げるわけですから、もちろん食器も常に同じというわけにはいきません。

ステージごとにあった食器を使うことが、親にとっても子どもにとってもストレスのない毎日を過ごすためには必要です。

食器のステップアップ

我が家の場合、食器を3回に分けてステップアップさせていきました。

離乳食初期〜中期

まずは離乳食の初期段階です。この時期は、とてもシンプルな軽い器を使っていました。基本的に親が手に持ち食べさせるため、片手で抱っこしていても持てるくらい手軽なものが便利です。

離乳食用の調理セットがありますが、実はこれがとても便利。超初期の段階では、調理セットのすり鉢で食材をすったり潰したりしたあと、そのまま食器として使っていることが多かったです。

この離乳食用のすり鉢、普通に調理するときにも使えるので、買って損はないでしょう。今では娘も料理に使います。

例えばこのようなものがあります。

私が持っていたものはこれとは違いますが、このセットにある「カットプレート」がなんだかとても便利そう。大量に作り置きするときには向いていないでしょうけれど、ちょっと1品足すときなどには重宝しそうです。

2回食になるとさすがにこれだけでは足りないので、別の器が必要です。そこで重宝したのがこちら。

初期から中期くらいの量に適しています。地味に便利だったのがカップを冷やすための保冷剤。冷凍保存したものを解凍しても鍋で作っても、とにかく最初は熱い。0歳児に食べさせられるようになるまで冷ますのは、量が少ないと言えども結構時間がかかります。そんなとき、この保冷剤が大活躍でした。保冷剤だけもっと欲しいと思ったほどです。

先端が柔らかいスプーンも使い勝手がよく、子どもが食べるときだけでなく、この小さなカップからドロドロした離乳食をすくいやすいようになっています。

離乳食中期〜手づかみ期・自分で食べ始める時期

離乳食も2回食を経て3回食と進み、次第に大人と同じようなメニューを意識するようになってきます。主食・主菜・副菜・汁物と、その品数も増えてきます。

できるだけ子どもも大人と同じようにしようと思い、大人と同じ数のお皿に分けて盛るようになってきました。

そうは言っても、まだ食べさせることがほとんどですし、食器は親にとっても子どもにとっても扱いやすい方がいいでしょう。

そこで選んだのが、コンビのステップアップ食器セット(実際に購入したのは以下のシリーズではなく1つ前のモデルと思われるものですが内容はほぼ同等です)。

他のメーカーのものとも色々と悩みましたが、コンビに決めた理由は食器の持ち手にあります。コンビ製はカップ以外は持ち手がひとつ。それに対してお椀でも何でも両サイドに持ち手がついているものもあります。

普通お椀は片手で持ち、もう一方の手はお箸です。それなら持ち手も片方がいいのではないかと思い、こちらに決めました。

これが正解。いざ自分で食べ始めるようになったとき、片手にはスプーンを持っていますので押さえる場所は1カ所で十分。そしてこの時期はまだ食器を持ち上げて食べることもないので、小さな子どもの手に馴染むこの持ち手は必要十分でした。

さらに、持ち手が両方になくてよかったと思った理由がもう一つ。これは使ってみて初めて気がついたのですが、食器が机の上でぶつかり合います。手づかみ期の食卓はそれはもう散らかり放題です。

このとき持ち手が別の器の中に入りひっかかるのです。そうなるともう、なし崩し的にひっくり返ることがありました。

それでも、片方にしか持ち手がない分、被害を最小限に抑えられたのかもしれないと思っています。

それなりに自分で食べられるようになってきたら

さて、いよいよ1人でもまともに食べられるようになってきます。もちろんまだまだたくさんこぼしますが、少なくとも「一生懸命食べよう」という意識が芽生えます(それまでは半分は遊びです)。

ここでいよいよ陶器の登場です。たしか2歳頃だったと思います。

割ってしまわないかという心配もありましたが、外食も増えてきますし陶器のお皿にも慣れて欲しくて切り替えました。このお皿は落としたら割れるんだよということを説明したかったのです。

ただ、STOKKEのテーブルトップを使っている自宅では、結果的に食器を落としたことはありません(テーブルトップについては「乳幼児における食事環境の重要性 - Natsu life」参照)。帰省中には2回ほどお皿を割りましたが、高さのあるイスで食べていたので幸い怪我もなく、そこから「落としてはいけない」ということを学んでくれました。

陶器の食器にはメリットもあります。それなりに重量感があるため、しっかり支えなくてもずれていくことが少ないのです。

スプーンの使い方が下手だと、なかなかうまく食べ物が乗らずにお皿ばかりが動いていくことがあります。陶器の食器にしてこの問題がずいぶんと減りました。

使っているのはこちら。おばあちゃんからの贈り物です。

日本食らしくお皿を分けて盛りつけたい気持ちも多々ありますが、さすがに陶器の器を何皿も机の上に並べるのは勇気がいりますので、今のところはまだおかずはワンプレート(ただし仕切りあり)です。ただこのランチプレートがよくできていて、副菜2種を乗せるスペースの大きさが違うのです。

大人の食事を考えても、副菜2種が同じ分量で盛りつけられることは少なく、いずれか一方は箸休め程度です。そのため、片方が小さくなっていることでとても使い勝手のよさを感じます。

通常はこのランチプレートに加えてお茶碗と汁椀、さらに飲み物用のコップがきます。

汁椀は2歳半くらいからこちらを使っています。それまではコンビの両手つきカップを使っていましたが、さすがにサイズが小さくなりよくこぼすようになったので買い換えました。片手でお椀を持って口元に運ぶのにちょうど良いサイズと軽さです。見た目が大人と同じ汁椀になり、とても喜んだことをよく覚えています。

飲み物は、3歳になってグラスを使うようになりましたが、それまでは割れない素材のものを使っていました。

これが、我が家の食器ステップアップです。今のところ特に問題もなく、食いしん坊に育っています。

少しでも、どなたかの食器選びのヒントになれば幸いです。

食事環境へのこだわり

調理環境や食事をする環境によって向き不向きはあると思いますし、親子の好みも関係してくるので、これが正解というものはないでしょう。だからこそ、親子ができるだけ楽しく食事時間を過ごすためにも、食器選びは重要です。

私はたぶん、食事環境を整えることへのこだわりは強い方だと思います。これまでにも色々と試してきました。

あれこれと試行錯誤することで多少の無駄が出てしまっても、そこにはそれだけの価値があると思うのです。乳幼児の毎日は、寝て・食べて・遊んでの繰り返し。食事は生活の大部分を占めています。食環境を整えることは、穏やかな気持ちで過ごせることに繋がると思っています。

親もしかり。食事の支度も食べさせるのも、慣れるまでは本当に大変。それをストレスなく笑顔で乗り切るための工夫は、惜しむべきではないと思います。

親子が共に食事を楽しみ笑顔でいることこそが、食育の第一歩だと信じています。

食事環境については、こちらの記事もどうぞ。

natsulife.hatenablog.com

飛び出さないのに立体絵本〜かがみえほん〜

少し前になりますが、以下の記事で「かがみえほん」なるものが紹介されていて少し気になっていました。

見開きのうち片方のページが鏡のようになっていて、本を90度に開いてみるともう一方のページが映り込むという仕掛けです。

http://select.mamastar.jp/2015/08/19/56850/select.mamastar.jp

今日娘が保育園から借りてきた本が、たまたまこの「かがみえほん」でした。

鏡の性質を使った立体絵本

単に片方のページが映り込むだけでなく、鏡側のページにもイラストが描かれているため、実際には3次元の空間がそこに浮き出すような感覚になります。なかなかよく考えられているなと感心しながら読みました。

娘が借りてきたのは、引用記事でも紹介されている「きょうのおやつは」。おやつにホットケーキを2つ作るお話です。絵もきれいで実写に近く、とても楽しめます。

特に1〜2歳くらいの乳幼児だと、飛び出すタイプの立体絵本を読み聞かせるのはなかなか難しいものです。どうしてもペラペラとめくれる場所に気がいってしまい、無理矢理ひっぱってしまうことも少なくないのではないでしょうか。親は破けないようにするのが精一杯ということも。

それに引き替え、この「かがみえほん」は読み聞かせにはもってこいかもしれません。飛び出す絵本よりも、集中力を維持しやすい気がしました。一生懸命かがみの向こうに手を伸ばしたりするかもしれないですね。

娘がもっと小さかったときに読んでみたかった気もします。

読むときは机の上で

なかなか優秀な立体絵本ではありますが、こちらも万能ではありません。まず第一に、視点が変われば見え方が変わります。読んであげるときには、自分の目線ではなく子どもの目線でどのように見えているかを確認した方が無難でしょう。

もう一つは、本の重量感。ページが婉曲してしまうと正しく映らないためでしょう、かなり厚めのしっかりとした紙が使われています。そのため、手に持ちながら読むとなかなか疲れます。重い本を支えているだけでも疲れますが、子ども目線でうまく映り込むように位置の調整も必要になるのでなおさらです。

できれば、子どもを座らせ、本は机などの上において読む方がいいでしょう。

「かがみえほん」だからできたこと

立体的に見えて面白いというのはもちろんのこと、もう一つ、読んでいてとても嬉しかったことがあります。

娘と並んで一緒に読んでいると、片方のページが鏡のページの中に映り込むのはもちろんですが、正面にいる自分たち親子も鏡に映っていました。

ホットケーキを作っている向こう側に、娘と私がいたのです。これには娘も大喜び。

これまでにはなかった面白さ、楽しさが、かがみえほんにはありました。

これからも色々な種類の絵本に出会って、その絵本ならではの良さに気づいていきたいものです。

朝の支度に持ち物カードを導入

ことの発端は私の忘れ物でした。

夏場は保育園でもプールに入ったり、そうでなくても汗をかいたらシャワーを浴びたりするため、タオルを持参します。

ある日うっかりタオルを忘れてしまい、娘に泣かれました。先生方は忘れ物には寛大で、園で用意してある予備のものを貸してくれます。

さらに、子どもたちが臨機応変に対応できる力をつけることも大事だからと、子どもにも借りたもので我慢するよう声かけまでしてくれます。

小学校に入って鉛筆を忘れたからといってその日一日ぼーっと過ごすようでは困るでしょ、と説明されました。なんともありがたいことです。

ところが娘はというと、自分のあのタオル(柄を指定)でないと嫌だと大騒ぎでした。

ここで負けてはいけないと、こちらも説得を続けたものの納得せず。ママが忘れたことがそもそも嫌なんだと怒り出す始末。

大体こういうときは、本心から怒っているわけではなく自分の存在を主張しているだけのことが多いもの。親の顔が見えなくなればあっという間に泣き止むことが想像できたため、そのまま娘を預けてきました。

案の定、娘はすぐに泣き止んだようです。

登園準備は誰の仕事か?

さて、前置きが長くなりましたが、この騒ぎではっきりと分かったことがひとつ。それは、娘にとって登園準備は親の仕事であるということ。

でももう3歳。手伝いが必要なのはもちろんですが、少なくとも『自分ごと』として捉えてほしいと思いました。

そこで導入したのが持ち物カード。名刺サイズのカードに登園時の持ち物をひとつずつ(1セットずつ)記入。娘がそのカードにシールを貼って完成。週初めにだけ必要なものには『げつようび』と曜日も書いておきました。

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これを毎朝並べながら、必要なものを一緒に揃えます。忘れ物があったら連帯責任。これからは毎朝カードを使って一緒に準備するんだよと説明すると、娘はノリノリで毎朝の準備を楽しむようになりました。

良かったことと悪かったこと

まず第一に忘れ物がなくなりました。

そもそも、私が最初から自分のためのリストを作っておけば問題なかったのですが、それを怠っていたために起きた今回の忘れ物事件。

娘のために作ったカードのおかげで忘れ物がなくなりました。

そして、娘が持ち物を揃えることを『自分の仕事』として考えてくれるようになりつつあることも、嬉しい成果です。

カードを見ながらあっちの引き出し、こっちの棚へと走りせっせと必要なものを集めてきてくれます。曜日感覚はまだはっきりとしていないため、毎日「今日は月曜日?」と聞かれますが、毎回答えてあげればそれもクリア。

誤算だったのは、想像していた以上に時間がかかること。最初にカードを並べて持ち物をカバンに入れたらそのカードを箱に戻す。それだけのことに、驚くほど時間がかかるのです。

ある程度は覚悟していましたが、想像をはるかに超えていました。並べるカードの順番も気になれば、横一列かそれとも二列かという問題にも頭がいってしまう。毎朝今日はどうしようかなと、彼女なりに楽しみながらやっているのです。

カードを使う目的がはっきりと定まっておらず、遊びの一部になっているのでしょう。まだ始めたばかりなので、これは仕方がないと思っています。楽しみながらでないと長続きもしないでしょうし。

本当は、前日のうちに準備をすればいいのですが、保育園の準備ともなると朝に書く連絡ノートや寝る前に読む本(毎日保育園から1冊借りてきます)などがあり、どうしても全てを前日に揃えることができないのです。

中途半端になるくらいならと、今はすべての支度を朝にしています。

早く早くと急かすべきではないことは百も承知ですが、刻々とときを刻む時計を見つめながら待つのは大変です。

私の方が忍耐力を磨かないといけないのかもしれません。

カードプロジェクトの行方

持ち物カードを導入して1ヶ月。やっと少しはスムーズに進められるようになってきました。

でも、この持ち物カードプロジェクトの先はまだまだ長いのです。

いずれ小学校に入学し、持ち物を揃えるという習慣付けが嫌でも必要になってきます。そのとき、自ら進んで行動できるようになってくれれば万々歳です。

リスト化して(カードを作って)ひとつずつチェックすれば忘れ物がなくなるということを、経験として覚えてくれれば言うことはありません。

明日からもまた、時間がかかることにめげずに、持ち物カードプロジェクトを続けていくつもりです。

口ふきタオルの決定版

ちょうど1年前、口ふきタオルについての記事を書きました。あれから1年、この記事はいつもアクセス数上位にきています。やはり皆さん悩んでいるのですね。

natsulife.hatenablog.com

さて、あれから1年。最近、これまでになく使い勝手のいいタオルに出会えたのでご紹介。

やはりワッフル生地です。これだけは譲れない。

その他、試していくにあたり重視したことは以下。

  1. 濡れたまま長時間放置されても臭いを発しないか
  2. 漂白剤(酸素系を使っています)を使っても激しい痛みがおきないか
  3. 乾燥機に強いか

まず、1番ですが、これは絶対条件です。保育園の昼食とおやつ時間に使いそのまま洗濯物用のかごに入っているので、素材によってはかなり臭うのです。でもこの問題は、去年の記事でも書いたように、ワッフル生地が解決してくれました。

続いて2番の漂白剤。帰宅後に漂白剤につけるため、これでボロボロになってしまうようではNGです。酸素系の漂白剤なのでそれほど強くはないですが、一応ここもチェックポイントにしています。

最後に3番。我が家ではタオル系は基本的にすべて乾燥機です。乾燥機はダメと書いてあっても、やっぱり乾燥機です。ここはもう、毎日の家事を効率化する上では避けて通れません。

ワッフル生地は、その織り方のせいなのか乾燥機にかけるとねじれたり縮んだりしてしまうことがあります。そのため、ワッフル生地なら何でもいいというわけにはいきません。

去年ここで紹介した無印良品のタオルも使い勝手は悪くありませんでしたが、品切れだったりして手に入らないことがありました。そこで、もっと手軽に買えるものがないか探してみたと言うわけです。

そして何種類か試した結果、これら全ての条件を満たしたこのタオルに出会いました。

本来は「タオル」というより「キッチン用布巾」という位置づけのこの商品ですが、子どもの手ふきや口ふきにはもってこいだと思います。

商品説明を見ると、次のように書かれています。

抗菌防臭効果のある【クラビオン】を織り込みました。半永久的に清潔感が続きます。なぜか臭くなっちゃう布巾にお困りの方、安心・安全な国産のこだわりフキンを、是非お試しください!

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00QC5LF7Y

クラビオンとは、抗菌防臭・消臭力を持った繊維素材のようです。オーミケンシ株式会社の説明が分かりやすかったです。

http://www.omikenshi.co.jp/products/ecf/crabyon.html

一部引用すると、「クラビオン」とは、

甲殻類から採れるキチンを独自製法で再生し、抗菌防臭、消臭などの衛生機能を付加。
デリケートなお肌の方にも安心して着用・ご利用いただける、「人にやさしい」レーヨンです。

http://www.omikenshi.co.jp/products/ecf/crabyon.html

とのこと。本当にこれが効いているのかは定かではありませんが、臭くならないのは事実。2ヶ月以上使っていますが、今でも気持ちよく使えています。

刺繍された柄が可愛らしく、しかも何種類もあるので飽きません。刺繍ではありますが、毎日の洗濯・乾燥でもほつれるようなことはなく、きれいなままです。

タオル探しで困っている方、ぜひお試しください。

洗濯槽カビとの戦い 〜 泡クリーナーに勝機ありか!?

タイトルのとおりです。気をつけていたのに、ついに戦わざるを得ないステージに入ってしまいました。

我が家の洗濯機は斜めドラム型。ヒートポンプ式の乾燥機つき全自動洗濯機です。購入から2年半、ほぼ毎日のように洗濯+乾燥を使い、かなり酷使しています。

さて、洗濯機のメンテナンスと言えば、真っ先に気になるのが洗濯槽のカビ。

でも、乾燥機を使っているとカビにくいと言われています。それは、乾燥により洗濯槽の中の水分がなくなるため。そう、それですっかり油断していました。

今日は、カビとの戦いが始まった経緯と対策、そしてその結果(途中経過?)をお伝えします。

事故防止とカビ防止

ドラム式洗濯機に閉じ込められるという事故が相次いでいます。我が家での対策は、まず第一に娘に洗濯機の扉を触らせない。そして、洗濯機の扉は常に閉めていました。これがカビ対策としてはよくないことは分かっていますが、やはり事故防止を優先せざるを得ません。

natsulife.hatenablog.com

それでもどうにか2年半は気になるようなカビには遭遇しませんでした。ほとんど毎日乾燥機をかけ、洗濯だけで終えたときは洗濯槽乾燥モードで20〜30分回していたのがよかったのかもしれないと思っていました。

ところが、、、今年の梅雨明けどき、ついにそのときがきてしまったのです。

いつも通り夜中のうちに乾燥を終え、朝になって乾燥済みの洗濯物を取り出し、、、ここまでは良かったのですが、ほんの数枚のアンダーシャツと靴下を取り忘れておりました。

それでも事故防止のため扉は閉める。そして、そのことをすっかり忘れてそのまま実家に帰省。

帰省中に梅雨があけ、外も一気に暑くなりました。そして2日後に帰宅し洗濯機の扉を開けると、そこには世にも恐ろしいカビの臭いが漂っていたというわけです。

乾燥の罠

このとき、乾燥すればカビ対策になるというのは大きな誤解だったことに気がつきました。

少し横道にそれますが、今の全自動洗濯乾燥機には、ひとつ大きな問題があると思っています。

それはホコリ。一度乾燥を終えると、ビックリするほどホコリが取れます。フィルターの掃除を毎日したところで、分解しないと届かないところにもホコリはびっしり。懐中電灯を使いホコリフィルターの奥の方を覗いてみてもすぐに分かります。

過去に一度、乾燥時間が長くなり過ぎてメーカーのサービスマンを呼んだことがあります。

故障でも何でもなく、やはり問題はホコリ。フィルター近辺の部品のうち簡単に外せるものは外して掃除をしてくれました。

そしてこのとき、固定部品として装着されていたものが1つ、取り外し可能な部品に変更されました。さらに、ご丁寧に「ここを外して掃除をしてください」というようなシールまで貼られておりました。これはつまり、ここのホコリが乾燥時間&精度に大きく影響していたということを意味しています。

ただ、色々と調べてみると実際には他にもたくさんホコリが目詰まりするポイントがあるようで、やはり数ヶ月後には乾燥能力が落ちてきます。

これを騙し騙し使っているわけですが、乾燥能力の低下を防ぐことはできず、なんとなく湿っぽさが残る状態で終わってしまうようになるわけです。

カビ事件がおきたあのときも、そんな感じでした。

おそらく、洗濯槽の中に残された数枚の衣類には、ほんの少しだけ水分が残っていたのでしょう。

そして、洗濯よりやっかいなことに、乾燥後は庫内が暖かい。そう、カビが好む温度と湿度とが自然にできてしまったのです。

だから、「乾燥=カビ対策」はもはや当てにならない、そう思うわけです。乾燥後は庫内を空にしてクールダウンする必要があります。

カビとの戦い

そんな経緯で始まったカビとの戦い。

まず始めに試したのは純正の洗濯槽クリーナー。洗濯機についている洗濯槽洗浄モードで使います。11時間もかかります。

結果、変化なし。2回やっても変化なし。がっかりです。

この時点でかなり落胆し、もはや洗濯機を買い換えるかという話まで出た我が家。でも、さすがにそんなに簡単に買えられるようなお値段ではありません。

しかたがないので色々と調べているうちに、純正の洗濯槽クリーナーは塩素系だということに気がつきます。塩素系クリーナーでは、表面上のカビは取り除けるものの、洗濯槽の裏などに付着した頑固な石けんカスなどは取れないようです。そしてこの石けんカスやおそらくホコリの塊にもカビの魔の手が伸びていることは想像に難くありません。

そのため、これらの汚れも除去する必要があるらしいということまで分かりました。

さらに調べていくと、酸素系の漂白剤がいいとのこと。酸素系漂白剤をお湯で薄めて洗濯槽を洗うときれいになるという情報がたくさん見つかりました。

でもそれはちょっと面倒なので、何かないかと探していたところ、見つかりました。酸素系の洗濯槽クリーナー。

成分としては、ほぼ酸素系漂白剤と同じ(完全に一緒ではありません)。ただ、細粒上になっていて水でも溶けます。

さらに、「泡クリーナー」とあるだけあって、泡がブクブクとたつわけです。この泡をしばらく洗濯槽の中に放置させ、頑固な汚れを撃退するという作戦です。

試した結果は、、、ビックリするほど無臭。あのかび臭さは嘘だったのかと思うくらい無臭。この感動は忘れられません。

ちなみに、説明書には、洗濯槽洗浄モードがある洗濯機ではその通りに使うとありましたが、それだと泡は立ちませんでした。おそらく、撹拌のスピードが遅いからでしょう。ただ、それでもかなりの効果がありました。

でもせっかくなので泡ブクブクも見てみたい。そこで、通常の洗濯モードで回してみたところ、面白いほどに泡が立ち無事全体に行き渡りました。

このクリーナー、格安な上になんと3つも入っています。1回は洗浄モードで、2回は通常モードで使用しました。

これでいったんは、カビと完全にお別れできたと思っていたわけですが、その後も時々カビの臭いが気になるような・・・(気のせいかもしれないですが)。

そこで、現在では定期的にこのクリーナーを使用して、とにかくこの夏を乗り切ろうと戦っています。

ドラム式洗濯機のカビ臭さで悩んでいる方、もしくは悩んでいなくてもなんとなく心配な方、値段もお手頃なので是非試してみてください。

手軽・場所を取らない・よく研げる 3拍子揃ったシャープナー(包丁研ぎ)

料理に欠かせない包丁、メンテナンスしていますか?

実は私、包丁研ぎが苦手で砥石でなんてうまく研げた記憶がありません。そして、よくある挟み込むタイプの簡易的な研ぎ機を使っていた時期もありますが、やっぱりうまく研げません・・・。

切れない包丁ほど危ないものはない。娘がキッチンに入るようになり、自分で握っているわけではないですが、包丁まで至近距離に位置しています。

どうにもならない興味がわき出てしまう可能性がゼロとは言えない・・・。

とにかく包丁だけは研いでおかなくては、と思う今日この頃です。

昔は包丁研ぎに悩んだ私も、最強の包丁研ぎに出会ってからは怖い物なし。これ、すごい。

こんなに小さくて、スリムで、見た目はなんだか頼りない気もしますが、これが本当によく研げる。

いや、もしかしたら、砥石できちんと研げる人からしたら、たいしたことはないかもしれない。でも、私には最強。

しなやかに反るこのやすり(?)に刃を当てて、そっとこするだけ。あっという間に本当によく切れるようになります。やすり自体がしなるので、力の入れすぎで刃がボロボロになることもないのだそう。また、薄いので色々な刃物に使えます。

手間をかけず、思い立ったらすぐに研ぎたい大忙しの人にはもってこいかもしれません。

ちょっとした隙間に保管しておけるのもいいですね。

私と同じく、包丁研ぎが苦手でお困りの方、いましたら是非お試しを!

子どもの成長を動画で楽しむためのアプリ omoide

子どもの成長は早い。気づけばどんどん変化していきます。

簡単に成長を残せるのが動画です。日常のちょっとしたシーンを手元のiPhoneなどで撮影することも多いのではないでしょうか。

せっかく撮った動画、BGMを付けたりタイトルを入れたりとちょっとした工夫でとても素敵なものに変化します。

でも、動画編集ってなんだか面倒。時間もかかるし、育児の隙間時間だけではなかなか思うような編集はできません。

そんな風に思っているのは私だけではないはず。そこで、動画にちょっとだけスパイスを加えて、あっという間に思い出に残るショートムービーが作れるアプリを開発しました。

その名も「omoide」です。

https://itunes.apple.com/jp/app/omoide-pro-yinmo-ying-xiangmosubetewo/id1015766071?mt=8&uo=4&at=1l3votv

※ 無料版もあります。リンクはこの記事の一番下。

omoideがどんなアプリか、簡単に紹介します。

BGMの追加(スタイルの選択)

動画にちょっとした音楽をつけると、新たな華やかさが加わります。なんだかワクワクするものです。omoideでは、BGMはタイトルシーンとセットです(タイトルシーンについてはこのあと説明します)。これを「スタイル」と呼んでいます。それぞれ個別に選択する必要がないので操作もシンプルです。

動画にBGMをつけると動画音声が聞き取りにくくなることがあります。それを防ぐためには、通常ならボリューム調整が必要です。

でも、omoideにボリューム調整機能はありません。それは、「スマートミキサー」と呼ばれる新しいサウンドミキサーを搭載しているためです。スマートミキサーを使うと、動画音声を邪魔することなく音楽をつけることができます。動画の始めと最後で声の大きさが違っていても大丈夫。動画全体を通して音声が聞き取りやすくなるように、自動で調整されるのです。

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3年と少しの育児を経て、声に限らずわが子が発する音は色々な成長の証だと感じています。

歩き出した頃のペタペタという足音、はじめての言葉や進化する会話。それだけではありません。無我夢中で走らせるミニカーの音や、顔を真っ赤にしてタンポポの綿毛を吹く息づかい。子どもの周りには音や声が溢れています。

動画にBGMをつけたとき、これらの音が聞こえなくなってしまっては、成長の記録としての価値が薄れてしまいます。

omoideは、動画に記録されているすべての音を大切にします。

そしてもう一つの便利な機能が「おまかせフレーズ」です。この機能を使うと、動画長にあわせて音楽が自動でトリミングされます。いつも曲の先頭から使っていると、前奏ばかりを聴くことになりかねませんが、おまかせフレーズがあればその心配もありません。気持ちよくはじまり気持ちよく終わるフレーズがBGMとして使われます。

タイトル画面の表示

動画の開始時に「タイトル」「撮影日」「場所」が表示された素敵な1シーンを表示します。

これらのテキストを表示するために、オリジナルのタイトルシーンを用意しました。

タイトルシーンは、文字色やフォントの種類、サイズまでもがすべて一体となってデザインされています。

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そのため、文字の位置や色などをその都度調整する必要はありません。表示したい内容を入力するだけです。

しかも、動画に記録されている撮影日・場所情報や、カレンダーアプリに登録されている予定から、入力テキストの候補を表示します。

例えば、カレンダーに「親子遠足」という予定が入っていたとしましょう。その日に撮影した動画を編集すると、タイトル欄の候補として「親子遠足」と表示されます。そのため1タップでタイトルに「親子遠足」と入れることができるのです(スクリーンショットはこの例とは異なります)。


さらに、日付と場所には撮影情報を元にした内容が仮入力されるので、修正の必要がなければ1タップもいりません。

片手操作でも困らないくらいの簡単入力を目指しました。

出演者の表示

動画の締めくくりは出演者です。名前と共に年齢の表示も可能です。

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名前を登録する際に誕生日を設定しておくと、撮影日に合わせて年齢が自動計算され表示されます。

過去に撮影した動画でも、撮影時点での年齢(もしくは月齢)が自動で表示されるので、子どもの成長を振り返るのにはもってこい。

さらに、おじいちゃん、おばあちゃんに動画を送るとき、「これは何歳のときの動画だよ」などと説明する必要もありません。動画を見れば、そこに映っている子どもの年齢が分かるのです。

常に一緒に暮らす親とは違い、離れて暮らす人たちにとって、動画を見ただけで子どもの年齢を推測するのは簡単なことではありません。でも、年齢表示があれば動画を見る楽しみも倍増です。


完成した動画は保存したり共有したりできます。子どもの成長を楽しむために、omoideを役立ててみてください。

育児中とはとにかく忙しいものです。1時間の休憩のつもりが、5分後にはもう子どもに呼ばれているかもしれません。どんなに忙しくても使えるように、簡単操作にはとことんこだわりました。ほんのちょっとの隙間時間があれば十分に楽しんでいただけます。

百聞は一見にしかず。無料版も用意されているので、ぜひお試しください。
※ 無料版には使えるスタイルに制約があります。アプリ内課金を利用して有料版と同等の機能にアップグレードできます。

omoide - かんたんムービー作成

omoide - かんたんムービー作成

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有料版(omoide Pro)へのリンクはこの記事の上の方にあります。omoide Proはただいまリリースを記念してセール価格で販売中です。今後、無償アップデートでのスタイル追加も検討中です。

サポートサイトはこちら
http://www.natsuapps.com/omoide/

※ スマートミキサーとは、国立大学法人電気通信大学で開発された全く新しいサウンドミキサーです。スマートミキサーの基本アルゴリズムは日本国内は特許登録済みです(特許 5057535)。米国へは特許出願済みです(US20140219478 A1)。omoideに搭載された具体的なミキシングアルゴリズムは特許出願済みです(特願 2015-007380)。